銅線挿入治具(冶具)

コネクタ関連部品を製作されている企業から幅1.2㎜、厚さ0.5㎜の基板部分のコネクタに電線を押し込むための治具を作りました。

銅線の幅は0.56㎜で、差し込みの部分はわずか0.3㎜。
銅線よりもかなり小さいため、力のかかり具合が悪いと簡単に差し込み部分(ピン)の電極が折れてしまうという難しい作業をピンセットのみで行っていたということでした。

そこで、ピンが広がらないように支持しつつ、銅線を奥まで押し込めるような治具を作ってほしいとご相談をいただきました。

SUS304(ステンレス)の細いパイプにサイドカッターで0.5㎜程度の幅の切り込みを入れ、そこに銅線を固定してピンに差し込むようにしました。

実績・事例

素材 SUS304,ジュラコン(ポリアセタール)
サイズ
精度 ±0.05㎜
加工機械 マシニングセンタ

ポイント

最初の問い合わせの段階では、銅線を固定する先端部分から持ち手の部分までステンレスの一体加工をご希望されていました。
しかし、先端が非常に細くなり、加工が難しくコストが上がってしまうことを伝え設計変更をご提案しました。
先端部はステンレスパイプにサイドカッターで切り欠きを入れるだけにすることで工程を大幅に少なくすることに成功しました。
それでも機能的には全く問題なく、ピンを折らずに銅線を挿入することができるようになりました。