薄板のダイカストを加工するための治具です。ワーク(部品)をクランプ(固定)するところが非常に少なく、面を削る必要があるため、取り付け方法を工夫しました。非常に小さな爪を複数設置し、わずかな部品の出っ張りで押さえられるようにしています。
目次
実績・事例
素材 | S50C |
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サイズ | 195×110×38 |
精度 | 一般公差 |
加工機械 | マシニングセンタ |
ポイント
お客様からワークのみを預かり、設計から製作まで一貫して対応しました。複雑かつ薄い形状で押さえられるところがほとんどなく、どのようにクランプするのが良いか様々な案を検討しました。
いろいろなアイデアがありましたが、複数の小さな爪で下に押さえつけるようにクランプするのが最も良いという結論となり、写真のような仕上がりとなりました。
薄いワークですがクランプ時に変形することもなく、一度の工程で面を仕上げることができるのでお客様に満足いただくことができました。