角度計測装置の精度を検査するための治具です。回転する軸にプレートを取り付け、5°ずつ角度を変えながら製品の検査をします。4個の歯車を利用し、ハンドルの回転数に対してプレートの回転数の比率を小さくすることで精密な位置決めがしやすくなるように工夫しました。
目次
実績・事例
素材 | SS400, SUS303, C3560(快削真鍮) |
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サイズ | 500×350×205 |
精度 | H8 |
加工機械 | マシニングセンタ、汎用旋盤 |
ポイント
角度計測装置を販売している企業様からのご相談でした。製品の精度を検査するため、製品をプレートに載せ、そのプレートを5°ずつ回転させながら角度を計測したいとのことでした。プレートを直接5°ずつ回転させると位置決めが難しいため、4個の歯車を使用して回転比率を下げ、ハンドルを90°回すとプレートが5°傾くようにしています。
歯車のかみ合わせ部の異音もなく、スムーズに回転しています。