自動車のコンロッド(ピストンの上下運動を回転運動に変える部品)の一部の部品です。
素材はS48Cという炭素鋼で、鍛造である程度の形に仕上がっています。
コンロッド本体と組み立てるために面を仕上げ、組み立て時の位置決め用にピンを圧入する穴を仕上げます。
目次
実績・事例
素材 | S48C(炭素鋼鍛造) |
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サイズ | 36×53.5×116 |
精度 | φ4S7,φ4穴ピッチ±0.05 |
加工機械 | マシニングセンタ |
ポイント
位置決め用のピンを圧入するための穴の精度が-0.015-0.027と厳しく全品ピンゲージでチェックしながら加工しています。
また、S7の穴にそのままピンを圧入するのは難しいため、穴の入り口の部分をわずかに大きく仕上げています。こちらも3.99±0.005㎜以内に収まるように仕上げるため1回1回加工後に検査をしています。