YAMASHIRO 山城製作所

自動車部品で培った精密金属加工、治具製作。
職人の腕と知恵で問題解決します。

治工具・設備の開発、設計
試作、量産まで。

お客さまの「作りたい」に寄り添い
熟年のスキルでカタチにします。

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治工具・設備の開発、設計試作、量産まで。お客さまの「作りたい」に寄り添い熟年のスキルでカタチにします。

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熱処理(焼き入れ)した材料や部品を加工することはできるの?

お客様から良く頂く質問として、熱処理した鉄鋼材料、もしくは硬い(硬そうに見える)部品や材料を加工できるのかというものがあります。機械部品や治具を扱っていると、どうしてもここをもう少し削りたい、新たに穴を明けて新しいところに取り付けられるようにしたいと思うことってありますよね。そんなときに加工しようとしている部品が熱処理されていたら加工できるのか。今回はこの疑問に答えていきたいと思います。

結論から言うと、多くの場合は加工可能です。ただし、全般的に加工費用が高くなってしまうのと、高硬度(HRC60前後~60以上)のものは加工ができない場合があります。

また硬度が低い、つまり柔らかいほど削りやすいので、硬さによって加工の価格が変わります。材質にもよりますがHRC40程度まででS50Cなどの一般的な鉄鋼材料の加工価格の2倍程度、HRC50以上の場合は加工内容によって3倍、5倍、HRC60に近い場合は10倍程度になることもあります。

硬度によって加工の可否や価格が変わることはご理解いただけたかと思います。とはいえ、すでにできあがっている部品などは硬さがわからないことも多いでしょう。そんな時はどうすれば良いのでしょうか。

硬度がわからない場合、一番手っ取り早いのは加工業者に相談することです。加工品の一部を削ることが可能であれば、機械ややすりの削れる感触である程度の硬さを推定することができ、加工費の見当をつけることが可能です。

今回解説したように、熱処理(焼き入れ)して硬くなった材料や部品は多くの場合加工が可能です。ただし、加工しにくくなるため全体的に加工費が高くなります。実際に加工できるのか、できるとしたらどれぐらいの費用になるのか、まずは相談してみるのも良いでしょう。

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