YAMASHIRO 山城製作所

自動車部品で培った精密金属加工、治具製作。
職人の腕と知恵で問題解決します。

治工具・設備の開発、設計
試作、量産まで。

お客さまの「作りたい」に寄り添い
熟年のスキルでカタチにします。

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トグルクランプを使った加工治具のデメリット

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今回はトグルクランプを使った加工治具のデメリットを解説します。
加工のワーク(対象物)を固定するときはどんな場合でもトグルクランプでOKというわけではなく、使いにくいこともあります。
特徴を理解して、他の工具等と使い分けられるようになると良いでしょう。

ストロークが短い
トグルクランプはアームの弧を描く動きによってワークを脱着します。
万力のようにネジで固定する方式や、エアシリンダーで固定する方式の治具なら、比較的長いストロークを得られるためワークの大きさが多少変化しても対応できますが、トグルクランプはストロークが短いため、ほとんど大きさが同じワークでないと固定できません。

アームの先端がネジになっているので微調整はできますが、大きさが変わるたびにネジの長さを変えていては治具としての役割を果たせません。

脱着用のレバーの動きを計算して設計する必要がある
脱着用のレバーも、アームと同様弧を描くような動きをするので、狭いところにトグルクランプを設置しようとするとレバーが干渉してしまうことがあります。
直線的な動きではないため、あらかじめ計算しておかないと思わぬところでレバーがぶつかってしまいます。

正確な出力が把握しにくい
トグル機構が伸び切ったところが最も大きな出力を出せる点ですが、最大出力が出せるところで固定できるとは限らないので、具体的にどの程度の出力(荷重)で固定できているのかということを割り出すのが難しくなります。

上記のようなデメリットを踏まえて、加工用の治具を検討してみてください。

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