加工治具で大活躍するトグルクランプ。今回はトグルクランプにどんな種類があるか紹介したいと思います。
まず、トグルクランプは固定する対象物(ワーク)をどのように止めるかという方向によって大きく3種類に分けられます。
最も一般的なのが下方押さえ型といって、弧を描くように押さえるためのアーム部分が動くタイプです。
同じく押さえるタイプとして横押し型というものがあります。こちらは押さえる部分がピストンのように前後に動いて固定するタイプです。
最後に引っ張り型といって、アームを引くことで押さえるタイプのものがあります。
それぞれの使い分け方は、どのようにワークを治具に固定するかによって変わってきます。
トグルクランプで直接ワークを固定するのか、ブロックやブラケットなどを介して、それらを押したり引いたりして固定するのかなど、段取りの仕方を考えながら選定するのが良いでしょう。