YAMASHIRO 山城製作所

自動車部品で培った精密金属加工、治具製作。
職人の腕と知恵で問題解決します。

治工具・設備の開発、設計
試作、量産まで。

お客さまの「作りたい」に寄り添い
熟年のスキルでカタチにします。

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自動車部品で培った精密金属加工、治具製作。
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治工具・設備の開発、設計試作、量産まで。お客さまの「作りたい」に寄り添い熟年のスキルでカタチにします。

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試作、量産まで。

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手動による治工具・装置のデメリット

前回は手動による治工具・装置導入のメリットを紹介しました。今回はデメリットを紹介したいと思います。

動きが限定される、複雑な動き、連続した動きを作り出すことが難しい
手動の治工具でも、様々なからくりの機構を使って連続した動きを作り出すことは可能です。しかし、一度に取り出せる出力の種類や量が限られているので、基本的には直線的な出力や、単純な回転の出力、それらをリンク機構などで運動を変換した往復の出力などになります。タイマーで一定時間後に別の動作をさせたり、センサーで状況によって出力を変えたりすることはできません。

大きな力を出すことは難しい
手動の場合、人間が出せる力を大きく超える力を出すことは難しいです。複数の減速機構を用いて出力を増やすことは可能ですが、いくつも部品が必要になります。そうすると必然的に設計も複雑化し、部品のコストも上がってしまいます。また、減速機構を用いて出力を大きくするためには入力のストロークを長くするなどの工夫が必要になります。そうすると治工具全体を大きくしなければならないので、スペースの問題も出てきます。

常に人が作業する必要がある
当たり前ですが、人の力によって動かすので、必ず人がいる必要があります。治工具や装置などは最終的に自動化することができると大幅な人件費の圧縮や、人員の配置をより付加価値の高い作業に集中することが実現できますが、手動では無人化は基本的にできません。
また、長い時間自動で作業するようにプログラムすることもできませんので、一つのことをしながら別の作業をするというような効率化も難しいです。

手動による治工具・装置は比較的低コストかつ短期間で導入可能ですが、できることは限られており、複雑な動きをさせることは難しいです。現場でどの程度の性能が求められていて、どれぐらい効率化できれば良いのか、ぜひ検討してみてください。

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