YAMASHIRO 山城製作所

自動車部品で培った精密金属加工、治具製作。
職人の腕と知恵で問題解決します。

治工具・設備の開発、設計
試作、量産まで。

お客さまの「作りたい」に寄り添い
熟年のスキルでカタチにします。

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FC・FCDの特徴を活かした部品としての活用法

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FCやFCDなどの鋳鉄は、鋳物として自由な形状を作れるだけでなく、鋼やステンレスと比べて優れた点があります。
今回はその優れた点を確認しながら、活用方法を検討してみたいと思います。

鋳鉄の最大の特徴は黒鉛を含んでいること

鋳鉄は、通常の鋼と違って、内部に黒鉛を大量に含んでいます。
これにより、鉄鋼やステンレスにはない機械的な特徴を持ちます。

鋳鉄は減衰能が高い

減衰能とは、振動を吸収する能力のことです。鋳鉄は、内部に含まれる黒鉛が振動を吸収することで、通常の鋼の5~10倍の減衰能を持つと言われます。
このため自動車部品や工作機械のベッドなど、揺れや振れが問題となる箇所に多く使われています。

黒鉛の形状が片状のFCの方が球状のFCDより減衰能が高いと言われています。
減衰能が求められる場合は強度などを勘案しながらどちらが適切か選択すると良いでしょう。

鋳鉄は高い潤滑性を持つ

鋳鉄は、内部に含まれる黒鉛の影響で、高い潤滑性を持ちます。特にFCDは黒鉛が球状で存在しているため、耐摩耗性も高くなります。
一方FCでは片状に黒鉛が存在するため、FCDほどの耐摩耗性は持ちません。

振動や摩耗が問題になる部品や装置、治具が必要になった際にはFCやFCDの活用をぜひ検討してみてください。

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