YAMASHIRO 山城製作所

自動車部品で培った精密金属加工、治具製作。
職人の腕と知恵で問題解決します。

治工具・設備の開発、設計
試作、量産まで。

お客さまの「作りたい」に寄り添い
熟年のスキルでカタチにします。

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鋳鉄(FC・FCD)の加工を依頼するときに気を付けること

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当社では、鋳鉄(FC・FCD)の加工依頼を受けることも多くありますが、鋳鉄の加工を断っている加工業者も意外と多いものです。
鋳鉄には、他の金属の鋳物とは違った見積もりや加工の難しさがあるため、それらを踏まえたうえで問い合わせることができると効率的に話を進められます。

なぜ鋳鉄(FC・FCD)の加工を断られるのか

なぜ加工を断られるかというと、FCやFCDといった鋳鉄の中に含まれる黒鉛が、工作機械の内部に留まって、機械の動きや精度に悪影響を与える可能性があると言われているからです。
鋳鉄加工を受け入れている加工業者は、長年鋳鉄の加工をする中で清掃のノウハウを持っていたり、専用の機械を使うようにしたりすることで、機械に影響が出ないようにしています。
問い合わせをする際には、まず鋳鉄の加工ができるかどうか聞いてみましょう。

実物がないと見積もりができないと言われる場合も

鋳鉄の加工ができる場合であっても、実際の鋳物そのものがないと、見積を断られる場合があります。
なぜかというと、鋳物の材料の出来次第で加工工程や時間が大きく変わる場合があるからです。
鋳物は板材や丸棒と違って複雑な形状をしている上に、加工して削り取る部分(取り代)の形状にも良し悪しがあります。

ですから、問い合わせの際には実物があるかどうか、ない場合でも見積もりができるかどうか早い段階で確認すると良いでしょう。

鋳鉄(FC・FCD)加工の難易度は?

鋳鉄は削りやすさだけで言えば、SS400やS45Cといった一般的な鉄系材料とそれほど大きく変わりません。
むしろ、粘り気があまりない分より削りやすい場合も多いです。

しかし、鋳鉄の特徴として形状が複雑なため、固定方法や加工の順番など段取りに関わる点に時間がかかります。
通常のバイス(万力)では固定できないため治具を作らなければならないこともあります。

準備に手間がかかる場合が多いので、コストが上がる可能性については考慮しておくべきでしょう。

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