耐食性が問題になるときに、鉄にメッキなどの表面処理を施すか、ステンレスをそのまま使うかどうか悩むことが多いと思います。
そんなとき、どのように選択をすればいいか基準を考えてみたいと思います。
目次
耐食性が必要なときはステンレスにする
ステンレスは、腐食して表面が剥がれ落ちた場合でも、中身もステンレスなので、腐食の進行が抑えられます。
耐食性がそれほど重要でないときは鉄にする
メッキ処理した金属は、表面が傷ついてしまうとそこから腐食が進行していきます。
また、メッキ層が消失すると腐食が進行していくので、長期間耐食性が求められる場合は、ステンレスが良いでしょう。
高い寸法精度が必要な場合はステンレスにする
表面処理をすると、膜厚の分だけ寸法が大きくなります。
完全に膜厚を均一につけることはできないので、高い寸法精度が必要なときはなるべくステンレスを選択すると良いでしょう。