重い治具や装置などを、上下に動かしたいときに、なるべく軽くできないかと考えることがあるかと思います。
そんなときは、定荷重ばねを使うと軽く動かせるようになります。
普通の圧縮ばねや引っ張りばねで重さを軽減するように取り付けるのも良いですが、コイルバネはあまり長いものがない場合が多く、長さによってかかる力も変わるので、必要なタイミングで十分なサポートができない場合があります。
一方定荷重ばねなら常にかかる力は一定で、ストロークも1mなど長いものが多いため、重たいものを直線的に上下動させる場合、常に重さを軽減させながら作業することができます。
軸に巻き付けるなどして、歯車と一緒に使えば、ストロークと引っ張る力の比率を変えて作用させることもできて便利です。
治具や装置を使った繰り返しの重たい作業が辛い、定荷重ばねでサポートできないか検討してみてください。