YAMASHIRO 山城製作所

自動車部品で培った精密金属加工、治具製作。
職人の腕と知恵で問題解決します。

治工具・設備の開発、設計
試作、量産まで。

お客さまの「作りたい」に寄り添い
熟年のスキルでカタチにします。

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治工具・設備の開発、設計試作、量産まで。お客さまの「作りたい」に寄り添い熟年のスキルでカタチにします。

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複数個同時に加工する治具を製作するときのポイント

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マシニングセンタ等で一度に同じ部品を何個も作りたいと考えることはよくあると思います。
特に、1ロットで100個以上、何度も繰り返し注文が入るような部品を作るときは、複数同時に加工できる治具を製作したいと考えるでしょう。
今回はそのような治具を作る際に気を付ける点を紹介します。

工程はいくつあるか
一度に1個加工するための治具を製作する場合も同様に考えますが、1つの部品を作るのに何工程必要か、最初に洗い出します。
複数個同時加工の場合、大抵は大きな板や棒から切り分けて最終的な部品に切り分けていくので、最初は加工できない面も出てきます。
加工する順番は1個だけ加工する場合より制約が多くなりますので、問題がないかよく確認しておく必要があります。

ワーク(対象物)をどこで固定するか
上記の点ともかかわりますが、加工が進むにつれて、治具に固定できる面や位置が変わっていきます。
板の場合だと、最初はバイス(万力)で掴むか、端の方を爪で押さえるかなどしなければなりませんが、穴を開けてしまえばネジで止めることもできます。
部品そのものに固定用の穴が明く場合も多いので、その穴を活用して治具に固定できると工程を集約しやすくなります。

切りの良い材料のサイズはどれか
金属や樹脂の材料には規格があり、厚み、幅、長さは5㎜刻みや10㎜刻みでしか手に入らない場合がほとんどです。
マシニングセンタであれば、テーブルに入るなるべく大きなサイズの中で、材料が無駄にならない配置を考える必要があります。
部品の最終的な仕上がり寸法、設置できる治具の寸法を考慮しながら、無駄のない規格の材料を選ぶことが重要です。

複数個同時に加工できる治具を製作できれば、一気に生産効率が上がりますが、段取りや材料のサイズなどを間違えると工程から見直し、治具も全部作り直しということにもなりかねません。
上記のポイントに配慮しながら製作を検討してみてください。

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